こんな疑問を持つママさん、全国に大勢いらっしゃると思います。
日本における『プログラミング教育』は何をするのかをまとめました。
プログラミング教育とは
「プログラミング教育」という言葉が、ぽんっと出されると
イメージとしては、
- PCでプログラムをゴリゴリ書けるようにする…?
- ロボットを動かす…?(ロボット教室が増えていますね!)
が浮かんでくるのではないでしょうか?
文部科学省が定義している「プログラミング教育」は、以下です。
①「プログラミング的思考」を育むこと、
②プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気付くことができるようにするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと、
③各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすること
出典:文部科学省「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」より
(③は先生方に対する要望なので割愛するニャ)
①プログラミング的思考
最初に挙げられている「プログラミング的思考」。
物の考え方のことですが、文部科学省の方では以下のように定義しています。
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
出典:文部科学省「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」より
何かを作りたい、問題を解決したいと考えた時
どのようにしたら物を作れるか、解決できるかを考え、実行する。
うまくいかなかったら、どうしたらうまくいくかを考えて再実行する。
を考える力を身につけることです。
例えば、ピアノやスイミングなどの習い事をしていると
とくに考えないで自然とやっていることです。
ピアノで、新しい曲を弾けるようにするには…
- 曲を聴く
- 譜面を読む
- 右手のみ練習
- 左手のみ練習
- 両手で練習
- 曲に感情をのせる
(あくまでも一例です)
うまくいかなかったら、どうしたらいいか考えて再チャレンジしてできるようになるまで繰り返します。
習い事で体感的に感じることだけでなく、
学校の授業やこれからの人生に出会う様々な問題、やりたいことに出会った時に
自分でどうしたら出来るか(ゴールまでたどり着けるか)を考えられるように、
「プログラミング的思考」を取り入れていきます。
この「プログラミング的思考」鍛えるための方法はいろいろと考えられます。
実際に手を動かしてやる方法として、「プログラミング」や「ロボット」をつくることがあります。
パソコン、ロボットは、正しい指示を与えないと動きません。
どうしたらちゃんと動くだろう?と子どもは考えます。
そして「実行」するとすぐに「結果」がわかります。
思い通り動かなかったら何回でも試行錯誤できます。
(新たな材料はいらないですし、何かを壊すという心配もありません)
ゲーム感覚で楽しんで身につくことができます。
②情報社会の理解と情報技術の利用
現在の社会は、情報技術はありとあらゆるところで使われています。
- スマートフォン、ゲーム、テレビのデータ放送
- クレジットカード、Suica、PASMO
- オンラインゲーム、オンラインショッピング、オンライン診療、オンライン…
数え切れないくらいあり、生活になくてはならない存在となっています。
上手に付き合っていかないと怖い目にあうかもしれません。
また、自分が欲しい情報を得るためのどのように情報技術を活用していくかを学ぶ必要もあります。
まとめ「プログラム教育とは」
- 物事を解決するために、どのようにしたら解決できるかを考え、実行し、うまくいかなかったら改善することができる(プログラミング的思考)
- 情報社会を理解し、情報技術を利用することができる
ようになる教育のこと